Decidm(デシディム)とは?
Decidim(デシディム)は、地域の未来について意見を交わし、対話の輪を広げるためのオープンソースのデジタル民主主義プラットフォームです。2016年にスペイン・バルセロナ市で開発され、日本では2020年より、30余りの中央省庁・自治体・企業・大学・団体での活用が進められています。
アカウントを作成すれば、どなたでもオンラインで議論に参加できます。Decidimは、誰もが参加しやすい対話の場を提供し、その履歴を公開することで意思決定のプロセスを見える化します。
Code for Japanは、国内唯一の公式パートナーとして導入・運用を支援しています。
特徴
Decidimは、オンラインの対話を進めるための仕組みを含んだCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。
主な機能
- オンラインで誰でもアクセス可能 スマートフォンやパソコンからアクセスでき、移動中や自宅など、いつでもどこでも参加できます。
- 多様な参加手法を提供 意見投稿、コメント、アンケート、投票、イベント管理など対話や合意形成を支える機能が充実しています。
- プロセスの透明性 全ての投稿ややりとりが記録・公開され、議論の流れや背景を誰にでも確認できるようになります。
- オープンソースで高い拡張性 世界中で開発が進められているオープンソースソフトウェアで、ニーズに応じて柔軟にカスタマイズが可能です。
参加の4ステップ
初めての方でもスムーズにユーザー登録・閲覧・参加できます。
1. アカウントを登録する
「新規登録」からメールアドレスなどの情報を入力し、届いた招待メールで登録を完了します。
2.ページを閲覧する
気になるプロジェクトやテーマのページを見て、内容を確認します。
3.コメントをする
意見募集のページなどにはコメント欄があり、自分の考えを書き込むことができます。
4.リアクションをする
投稿された意見に「いいね!」を押すだけでも参加の意思表示になります。
活用事例
利用者からは「さまざまな人の意見を知ることで、新たな視点が得られる」「こうした仕組みが今後ますます必要になる」といった声も寄せられています。
兵庫県加古川市|これからのまちづくりを市民と考える
スマートシティの推進に、多くの若者が参加して取り組んでいます。JR加古川駅周辺のまちづくりについて、オンラインでの意見募集と現地ワークショップを組み合わせ、市民との対話の場を広げました。
https://kakogawa.diycities.jp/
福島県西会津町|町民参加による地域づくり
協働のまちづくりや地元高校の活動を知ることができます。町民から日常の中での気づきや提案が寄せられ、地域の課題や魅力を共有するきっかけとなりました。
https://nishiaizu.makeour.city/
いのち会議(2025年大阪・関西万博)|対話とアイデアを広げる取り組み
グローバルな産官学民の共創により、2025年大阪・関西万博において「いのち宣言」を発信します。Decidimを通じて、問いや対話を集める取り組みが行われています。
https://inochi-forum.makeour.city/
導入や活用に関心のある方へ
Decidimは状況や目的に応じて柔軟にカスタマイズでき、段階的な導入も可能です。Code for Japanでは有償で利用環境を提供するとともに、運用の伴走支援も行っています。
費用
- 公開用(月額)、利用団体の規模に応じた料金
- 試用版(年額)、機能確認をするための
- その他、参加プロセスの設計、ワークショップなどは別途お見積り
ダウンロード
お問い合わせ
活用を検討されている方は、下記メールまでご連絡ください。
参考
- 活用イメージ・各種情報 MetaDecidim Japan